おっさんの寝言、小言、独り言

焼酎好きおっさんの「娑婆」論考。

おっさんの小さな行動

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日本の特徴といえば、1年を通じて雨が多く、四季があるということは誰もが知っていること。
きっと今でも小学校の社会の時間に習うのではないだろうか。
いわゆる温暖湿潤気候といわれるものだ。
そのお陰で日本にはうまい酒があるし、それを飲むことができる!

 

ところがどっこい、最近はその気候がどんどん極端になってきている。
雨が降ったら大雨となり、それも局地的な豪雨で、滝のような雨が降り続いたりする。
夏は地獄のような酷暑となり、冬は極寒のように寒くなり凍えそうになる。
もうたまったものではない。
清少納言がいたら一体何と表現するのやら???

 

 

現在世界規模、地球規模で開発という名の地球破壊がどんどん進行している。
南米のアマゾンは毎年毎年木々が伐採され続け、その面積がどんどん狭くなってきている。
東南アジアは益々近代化されコンクリーとアスファルトに覆われるようになっている。
かつては自転車大国だった中国は今や世界の工場となり、自動車が主流となり都市には高層ビルが立ち並んでいる。

 

こうして世界中の開発により、山は削られ、陸も海も穴をあけられ、元の姿はどのようなものであったのか分からなくなった。
森林はブルドーザーによって破壊され、次々と緑は失われていく。
地球規模で空気は汚れ、地球を覆っていたオゾン層は破壊され宇宙から紫外線はじめ放射能がダイレクトに地面に届くようになった。
大地も汚れ、水も汚れてしまい…、考えてみれば気候変動なんて当たり前のことだ。
誰が見ても地球はおかしくなるわな。
それだけのことしたのだから自然に反撃喰らっても仕方がない…。
それなのに「異常気象だ、異常気象だ」と騒いでいる人間はおかしいでしょ。

 

歴史を振り返れば20世紀における科学の発展はすさまじいものがある。
それは同時に地球(自然)破壊の歴史でもある。特に「化学」、つまり石油化学の発達によって地球は急速に汚染され始めた。
それは21世紀となった今も続いている。いや、ますますひどくなる一方だ。
その20世紀の発展の象徴が自動車であり、プラスティックであり、そして薬(農薬・化学肥料を含む)ではないだろうか。

 

けれども21世紀となり石油化学に変わる技術はどんどん生まれてきている。
車は電気自動車の開発は世界中で進められ、バイオエネルギーや水素を動力源とするものある。
その電気も太陽光や風力、潮力など様々な自然エネルギ―があり、日本はその技術力を持っている。
プラスティックも代替製品が次々と開発されている。
宣伝効果を狙ったものであろうが、最近大きく取り上げられたのはファーストフード店の紙ストローであろう。
それ以外にも代替製品は麻などの植物からのものなど様々なものが登場している。
薬だってそうだ。
自己治癒力が見直され、ホメオパシーや周波数による治療など化学物質に頼らない方法が次々と誕生している。
それらにどんどんシフトしていくことが望まれる。

 

けれどもそれを国や企業に任せておけばよいなどという考えは捨てなきゃいけない。
何故なら彼らは目先の利益追求に一辺倒であるからだ。
例えば現在海洋のプラスチックごみ問題が大きく取り上げられている。
海に生きる生物の多くがその体内にプラスティックを取り込んでしまっている。
そこでG7の首脳会談でその解決に向けてプラスティックゴミを削減しようと取り上げたが、日本はその憲章に同意しなかった。
日本は海洋国家であり、海に守られてきた国、そして海の恵みを頂き、海と共にある国である。
それにも関らず海よりも経済や企業利益を優先するというお粗末な選択をしたのだ。
そんな政府に未来を任せておくわけにはいかないのである。

 

私たちは早急に地球をここまで破壊してきたことを反省をしなければならないのではなかろうか?
それも私たち一人ひとりがそれについて考え、行動しなければならないのだ。
そのために必要なことは私たちが目覚めることだ。
つまり覚醒だ。
いつまでマスコミやメディアに騙されて続けているのだ!
奴らは結局のところ自分たちの利益のために動いている。
そしてその利益を提供しているのは本をただせば私たちの選択と行動にある。
企業は宣伝のためにメディアにお金を支払い、その宣伝を見て私たちはそれを購入し使用している。それによって企業は利潤を得て、次なる製品を…と巡っているのだ。
すなわちそれを絶つのは私たちの行動にかかっているのだ。

 

と言ってもいきなりすべてを変えるのは難しい。
けれども何もしなければ地球は破壊されゆく一方で、それと同時に私たちはより大きな災害にあうこととなり、遂には滅びていくことだろう。
故にできることから始めなければならない。
それは毎回の繰り返しとなるが、私たちが何が本当に必要なのかどうかをそれぞれが判断することだ。
メディアに流され続けてはいけない。
便利さ一辺倒になってはいけない。

 

おっさんは焼酎の飲む量を減らしてその分まっとうな焼酎に変えた。
それと近隣の移動は車を使わずチャリンコにした。
この夏クーラーを使わず扇風機のみで過ごした!
おっさんなりにできることから始めている。そんなことからで構わない。
できることから始めて、それを少しずつ増やしていこう!